肝臓の不調、気が付いた頃には治療できない可能性も。

お酒と肝臓の病気との関係

世界的にみるとお酒の消費量は減少傾向にある中、逆に日本はお酒の消費量が年々増えているという数少ない国であると言えます。

 

お酒の量が増えると、当然アルコール性の肝臓の病気が気掛かりになるところです。確かに、肝臓の代表的な病気の肝硬変も、お酒が主な原因ではなく、肝炎ウィルスを原因とするものが多いのですが、現在アルコール性肝硬変の割合が20%以上までに増加している状況です。

 

専門家の間では、日本酒に換算して毎日5合以上飲むお酒好きな方が、10年以上飲み続けた場合に、肝硬変になる確率が非常に高いとの結論が出ています。

 

毎日5合までは飲まない方でも、3合を5年以上飲み続けるとアルコール性脂肪肝となり、続けて10年以上飲み続けた場合にも肝硬変になる確率が高いとされています。

 

アルコール性脂肪肝は、中程度のお酒好きな方に良くみられる症状ですが、これといった症状が出ないことが多く、放置され進行してしまうケースが多いのですが、健康診断などでの血液検査で肝機能に関わる数値の上昇を受け、早期に治療に努めることで治ります。

 

しかし、日常的にお酒の量が多い方が、何日か集中的に大量の飲酒を続けると、アルコール性肝炎のような重大な病気の引き金となり、急性肝不全などで亡くなられてしまう危険性が高くなります。

 

これが非常に心配されるケースです。

 

とにかく、はっきりとした症状がなくても、お酒好きな方で日常的にお酒を飲み続けている中で、食欲不振、全身倦怠感、腹部膨満感などを感じるようになった場合には、一度専門医の診察を受け、血液検査やエコー検査などで肝臓の状態を調べた方が良いと思います。

 

また、お酒を楽しみながら飲み続ける為に、アルコール性脂肪肝や肝硬変などにならない為にも、1日に飲む量を日本酒換算で2〜3合に抑え、良く言われていることですが、週に最低1日の休肝日を設けるのが良いと思います。

 

肝臓に問題のない今のうちからお酒を控えるのが正解

 

私の親戚にはアルコール好きな人が多く、それが原因で生活習慣病の一種である脳卒中で入院を余儀なくされた人もいます。

 

もちろんそんな原因のすべてがお酒の飲みすぎというわけではないでしょうが、お酒やタバコ、栄養バランスの悪い食生活などの悪習慣や不摂生が祟って脳卒中で倒れ、半身が不随となり杖なくしては生活できないようになった親戚がいるのです。

 

その親戚ですが、若い頃から洋風の食生活でした。

 

例えばお酒はウイスキーやバーボンなど洋酒ばかり飲んでいて、食べるものといったら肉中心でコレステロールが高く、また塩分や糖分などもまったく気にせず食事を続けてきた結果が脳卒中や胆石となって現れたのでした。

 

またそんな親戚だけでなく、他の身内にもお酒好きはたくさんいて、かくいう私の父も毎晩のように晩酌をしています。

 

父は洋酒ではなくもっぱらビールと日本酒ですが、どちらもアルコールであることには変わりなく、息子である私としてはもう年齢も年齢だし、体のことを考えてお酒を控えてくれればなと思っています。

 

とはいえ父は今のところ健康診断等にもとくにこれとった問題はなく、多少肝臓のガンマ値が平均より高めではありますが、それでも病院からお酒を控えるなどと指導されてはいないようです。

 

でもそれこそ脳卒中で倒れるなど何かあってからでは遅いですし、肝臓等に何も問題がない今のうちから早めの対策を行っていくべきだと思うので、父にはせめて休肝日を作ってもらい、いつまでも健康でいてほしいものだと思う次第です。